盛岡の地域ファンド、医工2社に投資 がん治療評価など
盛岡市は20日、地域ファンドのTohokuライフサイエンス・インパクトファンド(TOLIF=トーリフ)が市内の医工スタートアップ2社に投資したと発表した。対象はセルスペクトとIDEALで、TOLIFにとって6社目と7社目の投資となる。投資額は非公表。
診断薬開発を手掛けるセルスペクトは今回、がん治療の効果を短時間で評価できる検査に道を開いた。メカトロニクス技術を持つIDEALは骨盤の下にある筋肉群の動きを測定できるモニターを開発、排便機能障害に悩む患者の生活の質の改善に取り組んでいる。
TOLIFは盛岡市やミライドアTohoku(盛岡市、FVC Tohokuから社名変更)などが出資して2024年5月に発足した。
セルスペクトとIDEALが入居する拠点施設(盛岡市)