ツルハHDが24年5月期決算訂正 純利益23億円下方修正
ツルハHDは店舗の賃貸借契約に関する会計の不備で24年5月期決算を修正した
ツルハホールディングス(HD)は28日、2024年5月期の有価証券報告書と決算短信を訂正すると発表した。閉店や、それに伴う物件の転貸に関する損失引当金の未計上などに関する監査法人の指摘に対応した。同期の連結純利益は217億円となり、従来発表から23億円の下方修正となる。
営業・経常利益もそれぞれ20億円前後下方修正した。ツルハHDはあわせて訂正した同期の内部統制報告書の中で賃貸借契約書の不適切な管理や、契約に関する情報収集の指示が不明確であることなど、内部統制の不備を認めた。契約を一元管理する新システムの導入や体制の見直しなどを通じ、再発防止に努める。
ツルハHDは発表を延期していた24年6〜11月期連結決算を4月4日に発表する。決算期変更に伴い9カ月半決算となる25年2月期決算の発表は同11日となる見通し。